53歳になって思うこと。私には一緒に食事をしたいと思う人がいます
53歳になりました。
離婚してから3年。
一人の生活は嫌いではありません。
好きな時間に起きて、
好きなものを食べて、
好きな場所へ出かける。
誰にも気を使わなくていい生活は、とても気楽です。
最初の頃は寂しいと感じることもありましたが、
今では一人の時間を楽しめるようになりました。
でも最近、
夕食の時間だけは少し寂しく感じます。
朝や昼は忙しく過ぎていきます。
仕事をしたり、
買い物に行ったり、
家のことをしたり。
気がつけば一日が終わっています。
でも夕方になり、
食事の準備をしている時、
ふと静かな気持ちになることがあります。
食卓に並ぶ料理は一人分。
テレビの音だけが部屋に流れています。
そんな時、
「誰かと一緒に食べたらもっと美味しいのかな」
と思うことがあります。
実は私には、
一緒に食事をしたいと思う人がいます。
といっても、
恋人ではありません。
まだそんな関係ではないのです。
その人とは時々顔を合わせる程度です。
会えば挨拶をして、
少し話をするくらい。
でも不思議なことに、
その人と話した日は気持ちが明るくなります。
ある日、
スーパーで偶然会いました。
その時、
「今日は何を作るんですか?」
と聞かれました。
本当に何気ない一言でした。
でも離婚してから、
そんな風に私のことを気にかけてくれる人はいませんでした。
だから少し嬉しかったのです。
家に帰ってからも、
なぜかその会話を思い出していました。
若い頃なら、
もっと格好いい人に目が向いていたかもしれません。
もっと条件の良い人を探していたかもしれません。
でも今は違います。
優しい言葉をかけてくれる人。
話をちゃんと聞いてくれる人。
一緒にいて安心できる人。
そんな人の方がずっと魅力的に感じます。
最近になって思うのです。
私が求めているのは恋愛ではなく、
心が温かくなる時間なのかもしれません。
豪華なレストランでなくてもいい。
高価なプレゼントもいらない。
ただ同じテーブルで食事をしながら、
「今日はどんな一日だった?」
そんな会話ができるだけで十分幸せです。
53歳。
人生はまだ続いています。
これから先、
その人との関係がどうなるかは分かりません。
でももし機会があるなら、
一度だけでも一緒に食事をしてみたい。
最近の私には、
そんな小さな願いがあります。