私が本当に欲しいのは、夫ではなくて…
54歳です。
正直に言うと、再婚は考えていません。
離婚してから数年が経ちました。
最初の頃は寂しさもありましたが、今では一人の生活にも慣れています。
好きな時間に起きて、好きなものを食べて、誰にも気を使わない生活。
それはそれで悪くありません。
むしろ、若い頃より気楽かもしれません。
でも誰とも話さずに一日が終わると、
少しだけ心が冷たくなる気がします。
朝起きても誰もいない。
「おはよう」と言う相手もいない。
夕食を食べながら今日の出来事を話す相手もいない。
そんな日が何日も続くと、
ふとした瞬間に寂しさを感じることがあります。
だからといって、もう一度結婚したいわけではありません。
若い頃のように恋愛に夢中になりたいわけでもありません。
私が本当に欲しいのは、
夫ではなくて、
何でも話せる相手です。
嬉しいことがあった時に、
「聞いてほしいことがあるの」
と気軽に連絡できる人。
落ち込んだ時に、
「大丈夫?」と声をかけてくれる人。
特別なことは必要ありません。
高級レストランも、
豪華なプレゼントも、
立派な家も必要ありません。
ただ一緒にお茶を飲みながら、
今日あった出来事を話せる。
そんな時間があれば十分です。
若い頃は、
お金や外見ばかり気にしていました。
でも今は違います。
年齢を重ねて分かったことがあります。
人は一人でも生きていけます。
でも、誰かと心を通わせることで、
毎日はもっと温かくなるのだと思います。
最近、公園を散歩している時によく会う男性がいます。
特別に格好いいわけではありません。
お金持ちそうにも見えません。
でもいつも優しく挨拶してくれます。
ほんの数分話すだけなのに、
その日は少しだけ気分が明るくなるのです。
不思議ですね。
若い頃には気づかなかった幸せが、
今になって少しずつ分かるようになりました。
54歳。
人生の後半に入った今だからこそ、
私は思います。
誰かに愛されることよりも、
誰かと穏やかな時間を過ごせることの方が大切なのかもしれません。
これから先、再婚するかどうかは分かりません。
でももし素敵な出会いがあるなら、
肩の力を抜いて、
自然な笑顔で向き合いたいと思っています。