離婚して2年。私はまだ、誰かを待っている。
離婚してから、もう二年が経った。
最初の頃は、自分の人生が終わってしまったような気がしていた。
毎朝目を覚ましても、隣には誰もいない。
仕事から帰っても、部屋は静かなまま。
誰かの「おかえり」という声を聞くこともなくなった。
あの頃の私は、一人でいることに慣れるしかなかった。
でも、不思議なものだ。
時間が経つにつれて、少しずつ自分の生活を楽しめるようになった。
好きな時間に起きる。
好きな本を読む。

好きな場所へ出かける。
誰にも気を遣わない自由な毎日。
それは決して悪いものではなかった。
けれど――
夜になると、ふと考えることがある。
もし今、隣に誰かがいたら。
今日あった出来事を笑いながら話せる相手がいたら。
一緒に食事をして、一緒に歳を重ねていける人がいたら。
そんな小さな願いが、今でも心のどこかに残っている。
私はもう若くない。
でも、幸せになることを諦めたわけでもない。
人生は何歳からでもやり直せる。
そう信じている。
だから今日も私は笑顔で過ごす。
そして、いつか運命の人が現れるその日を、静かに待っている。